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気づけば いつかまたwienへ

続・イタズラなkiss考「1996年版・台湾版・韓国版・2013年(Love in TOKYO)版ドラマあれこれ」

需要はないかも、と思いながらも思いは熱く書いたのですが、意外と沢山の方に読んでいただけたようでびっくり。2013年版のDVD1を見ながらいろいろ思い出したこともあり、忘備録に書いておきます。

ダイエットには関係ないのでMore機能で。

※長文で、マニアックなので、ドン引きされたらごめんなさい。あくまで一視聴者(読者)のつれづれなので、ドラマや漫画を選ぶ際のお役に立てるかどうかは分かりませんが、参考になれば幸せです。



①原作 「イタズラなkiss 全23巻 集英社」
ドジな主人公琴子と天才少年入江君というラブコメディは、よくあるでしょう、と思われる設定かもしれません。でも、キャラクターが立ってるのですね。普通、恋の障害になるのは親とか家柄とかだったりしますが、アクシデントをきっかけに同居をすることになる時点でまたもやよくある話か、と思いきや、息子の嫁にと激烈に応援する入江ママのキャラクターが!とにかく最高です。二人は、よく読んでいると、周りに巻き込まれるような形でどんどん近づいていくんですよね。それが、まるで現代のおとぎ話のようで。入江家はお金持ちだけど、玉の輿にのるだけじゃなくて、二人とも自分の力で未来を切り開いていこうとする。そこが、不器用でいじらしくて。少女漫画なんて、と思われる方もいるかもしれませんが、特別な物語だと私は思います。琴子や入江ママのキャラクターの中に、きっと多田先生ご本人が投影されているのかなぁ、と思ったりします。誰かに優しくしたいな、とか人を信じたくなる物語です。

②テレビ朝日版(佐藤藍子さん&柏原崇さん主演 1996年)
原作が連載されていた別冊マーガレットを読んでいたとき、リアルタイムでドラマ化されて、多田先生がすごく喜んでおられた記事を沢山目にしたのを覚えています。佐藤藍子さんが全力で琴子を演じておられて。カッシーの入江君も超クールで格好よかったです。いろんな入江君がその後も登場しましたが、一番冷血っぽい入江君だったのではないでしょうか。浅田美代子さんのピンクハウスを着た入江ママも良かったし、内藤さんの板前さんらしい相原パパも、徳井さんの小柄なイリちゃんも素敵だったなぁ。運動会で琴子をかばう入江君がものすごく素敵だったのを覚えています。金ちゃんもイケメンでオールバック。2013年版の金ちゃんに受け継がれているようでうれしかったものです。

③台湾版(アリエル・リン&ジョセフ・チェン 2005・2007年)
何かの宣伝でこのドラマのCMを見たのですが、確かに琴子と入江君っぽい役者さんたちだけど、なんで今頃外国でイタキスを?と思い、レンタルショップで見かけてパート2まであるの?(びっくり)、と思った自分を大バカと言いたくなる衝撃を後に偶然目にした動画から受け、すぐ1・2のDVDをネットで注文。出費は痛いけれど、日常生活で仕事以外に当てられる時間はすべて視聴に注ぎ、数週間中毒のように見続けました。結果、チュウ・ヨウニン監督は天才である。という結論に勝手に至りました。多田先生への場面もあり号泣。未完のラストをオリジナルエピソードで補完してなおかつ続く物語に仕上げてある。マンガの世界が言葉や国を越え出現した、という奇跡を目の当たりにしてるよ、と大感動しレビューを書いたのがブログ等を始めるきっかけの一つでした。アリエルとジョセフのコンビが大好き。そして入江&相原家の人々がホントの家族みたいに見える。リアリティがあるおとぎ話。

③韓国版(チョン・ソミン&キム・ヒョンジュン 2010年)
「宮」のファン・インレ監督が撮られると知り、リアルタイムで韓国語が分からないのに必死に毎週2日間の放送を楽しみにしていました。結婚後もYoutube版で作って下さりそのアップが待ち遠しくて。小道具や場面の撮り方に監督のこだわりが見つけられて、キレイで個性的で。全体的に、とても可愛らしい雰囲気なのです。ソミンさんの琴子がもう可愛いの一言に尽きる!すごく演技の勘がある方なのでしょう。琴子を掴んでおられて、笑って拗ねて跳ねて、もう一生懸命で、見ていてニマニマしてくる程。ヒョンジュンさんの入江君も、クールだけど思いの深い長男、という感じでスマート。ニヤッと笑う表情が入江君!二人のコンビもすごく好きでした。韓国の伝統料理や家族の風景も織り交ぜながら、独自の世界観を作っているのも素敵。プサン弁のイ・テソンさんの金ちゃんもものすごく好きでした。キャラの変わる松本姉も、真摯な須藤先輩も。そして「火の鳥」以来、大好きな俳優さんであるチョン・ヘヨンさんが入江ママなのも嬉しかったです。裕樹もキュート。

④フジテレビTWO版(未来穂香&古川雄輝 2013年)
なぜに今?各国版も秀逸だし、1996年版は不朽の面白さなのに、大丈夫かなぁ(心配)と思って、ドラマが全部終わってからまとめて見ました。嬉しいびっくり!とくに序盤は、台湾版に出会った時に匹敵する中毒になるような面白さ。マンガを読んでいてコマで描かれた以外の表情とか、食事は最後まで食べてから席を立ったのかな等、マニアックですが細かい箇所も描いてくださっているんです。脚本家、演出家、作曲家、プロデューサー等全ての関係者の方々に一イタキスファンとしてお礼が言いたいような、分かって下さってますね!と膝を打ちたくなる思いです。原作もこれまでの各国版も愛情を込めて見て汲んで下さっていることも伝わります。脚本のオリジナルな世界観は、原作を大事にされているところが嬉しい。海外ファンも意識したTOKYOを前面に出したところも新鮮。
何より未来さんの琴子と古川さんの入江君を作ってくれたこと。二人は全力で役になってくださっていますね。だからイタキスの切なさや喜びなどの世界が伝わってくる。可愛くてクール。
正直、ラストはもう少し時間があったら等思ったりもしますが、それだけキャラクターが魅力的なのだと思います。
有料の動画やDVDレンタルでも見ることはできるようになるでしょうが、CS版だったので誰にでも門戸を開いているという訳ではなかったでしょう。BSフジで9月から放送されるようですが、声を大にして言いたい。

出来れば地上波で、ゴールデンタイムに、「イタズラなKiss~Love in TOKYO」を放送していただけたらなぁ。まさに今学生の方や、イタキスを読んでいた大人たちにも喜んでもらえるような、胸を張って披露してほしい、楽しいラブコメディですよ!!

というのは一ファンの戯れ言ですが、CS放送だった分1話あたりが長かったりと嬉しいところもあるのですが、イタキスファンって私の世代だけでなく海外ドラマでファンになったいろんな世代の方々も大勢いるのではないでしょうか。面白いものを見たら、薦めたくなるのは、美味しいものを発見した時と同じような使命感が勝手にあるのかもしれません。

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並べてみると結構あるな・・・(汗)清水の舞台から、でした。



by rainbow-sunny88 | 2013-09-01 00:33 | エンタメ entertainment
ウィーン旅目指してのんびりダイエットブログでしたが、2021年、ダイエットを始めたきっかけの持病が再発!?・・・悩みました。とりあえずやるしかない!と少しでも健康に近づく体づくりのため、できること=栄養指導を守る→平日ランチは手弁当だ!と作り置きの野菜おかずを拵えている日々。ミュージカルへの情熱位向けられるのか?コメントは承認制です。
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