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気づけばダイエット いつかまたwienへ

レディ・ベス 1回目(博多座 2014.8.13 昼の部)

(役替わりキャスト)
レディ・ベス 花總まり
ロビン・ブレイク 加藤和樹
メアリー・チューダー 吉沢梨絵
フェリペ 平方元基
ロジャー・アスカム  山口祐一郎

エリザベート、モーツァルト!のクンツェ&リーバイ名コンビの最新作ミュージカルが小池修一郎氏の演出で日本初演!

↓(注意)これからご覧になる方は、少し内容にふれている箇所がありますので、ご注意ください。また、あくまで私はブログに好きなことや自分が感動した時しか載せませんので、偏った私見であることをご了承ください。




いつものように情報を仕入れず、初回は一番後ろ、つまり三階席最後尾にしてみました。(一階の座席降りなどは見えませんが、セットの変化やフォーメーションがよく伝わり、舞台も見渡せよかったです。)

始まり、16世紀チューダー朝の歴史が説明されます。ここは役者さんの力量が試される場ですが、さすがアスカム役山口さんのカリスマ性すごいです。

特に思ったのが、アンサンブルの皆さんが、素晴らしいこと!いろんな役を演じて、舞台を立体的にして、盛り上げて。

貴族や大臣たち、従者など、皆さんキャラクターを作り込んでおられて、お芝居を観た!という醍醐味を味わえます。

お盆状の八百屋舞台が、廻ったり角度を変えたりで、大変だと思います(トークショーでも、体にくる等仰ってました)。

ヒロインのベスこと後のエリザベス1世の花總まりさん。彼女の舞台を拝見したのは宝塚以来でしたが、あの時から更に深みが増した成り切る演技がすごい。歩き方や佇まいが十代の女の子みたいで、戴冠してからの女王の威厳みたいな風格も、たおやかなのに迫力がありました。

ロビン役の加藤和樹さんの存在感が素晴らしかったです。軽やかなのにリアル。もしや、脚本・作詞のクンツェさんの投影の役なんでは?と、もしあの時代にこんな自由な方がいたら、物語がこう紡がれていたのでは?から構想が始まってもいい位、ポイントの人物だと思います。所謂、立派なヒーロー像ではないし、役者さんからしたらやり甲斐が難しいかもしれませんが、実はロビンが作品の肝のような気がします。「俺は流れ者」という曲、耳に残ります。

この物語には、狂言廻しがいません。だから、皆さんが、自分でもしくは周りが説明台詞を歌ったりします。それは、ヘタをすると観客の集中力を奪う可能性もありますが、すごいキャストの皆さんが揃われているので、どんどん引き込まれていきました。

この場面のメンバーでエリザベート上演できるよ!と何度思ったか。

家庭教師のキャットアシュリーの涼風さんの慈愛が控え目で絶妙、悪役なのでしょうが人間味をのぞかせる石川さん、格好よすぎる徹底ぶりの吉野さん、パワフル歌唱吉沢さん、みんなすごい役者さんで、どの方もメインをはれる力量をお持ちのため、贅沢ですが見せ場がそれぞれにあり、いやー演技合戦でした。フェリペ王子の平方さんも深みがあるコミカルさで、才能を感じます(エラそうですみません。)。

そして、涙が止まらず困る位引き込まれたのが、和音さんのアン・ブーリンでした。ベスに歌いかけるのが、もう哀しくて泣けて泣けて。ハンカチをタオルにしとけばよかった位。神秘的な演出とあいまって、一幕は泣きに泣いて大変でした(もちろん静かにですが。)。

幕間にパンフレット買わなきゃ!と走りました。周りにも似たような方々。
博多座は、地元の美味しいスイーツなどを出店して下さり、ロビーはお祭り状態なので幕間が楽しみすぎて嬉しい悩ましさです(笑)→この日はミックスジュースを飲み、翌日はケーキを食べてしまいました。

リーバイさんの曲は、イギリス的、アイリッシュ調?スペイン風など、キャラクターにあわせて工夫がされていて、キャッチーというより場面を際立たせるかんじがしました。ソロで歌う側も、コーラスやオーケストラの方々も、相当難易度高そうです。

東京、大阪とかなり作り込んでこられたから、演技の深みと合ってきたのでは?と推測。

私は、エリザベート、Rudolfと同じ位、大・大好きなミュージカルになりました。

ベスが、聡明で良い子のヒロインという設定だけでなく、最初は偏った考え方だったり、危なっかしいやんちゃぶり、プライドが高いのに生きるために縋ろうとしたりと、人間らしく描かれているところが好きです。ロビンと仲間の吟遊詩人達の、どこか頼りない、あっちゃー、と頭を抱えたくなるところもいいです。アスカムの喝!が山口さん節でびっくり。

男性陣のアフタートークショーがある回で、愛や運命をテーマに、ペットの福岡の実家にいるハムスターの桃太郎と仲良くなりたい(平方さん)、モモンガに癒される(加藤さん)などの和やかな話しや、(ダンスオブヴァンパイアのヘルベルト役のコミカルさと全然ルナールは違っていて、という話しになり)役者は役毎にガラッと変わるのが仕事(吉野さん)など、いろいろお聞きできました。

石川さんの「舞台(という仕事)にこうして関わっていられることが今も不思議だし、運命。一度出会ってしまったらずっとついてまわる」というようなことを仰って、皆さん頷かれていましたが、私たち観客も同じく!と思いました。舞台の魅力は、その場だけでしか味わえない、本当に自分には代えようがないもの、と再確認した観劇でした。

ベスの決断。ロビンの辿り着いた境地。運命で片付けるのではなく、人生を引き受けるということ。・・・歴史上に残る人物たちも覚悟決めるまでは、普通の人だったんだろう、等考えたくなり、やはりクンツェさんの詞は時代を読み、現代と顧みながら、深くてすごいなあ(いつか、ドイツ語版が叶えば字幕で見てみたいです)。

演者&スタッフさんには試練のようにタフな舞台でしょうが、観てる側は見応えがあるし、更に進化しそうな気が・・リピートしたいです。

正直、こんなにハマるとは思いませんでした(失礼)。違うキャストを出来るだけ拝見しようと、2日間取っただけでしたが。これほどの役者さん達が揃うことはないのでは?、という豪華さに相応しい作品に成長している現場を、目の当たりにした気がします。

うーむ。チケット、更に増やしそうな気がします(名古屋公演も行こうか真剣に悩み中)。

(いつかウィーンで上演してほしい(観てみたい)という願いを込めて、ウィーンカテゴリにしました。)

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by rainbow-sunny88 | 2014-08-14 21:34 | ウィーン wien | Comments(0)

目標は89kg→54kg(現在70kg台を停滞中)。3×年間肥満でしたが、病をきっかけに、健康的なダイエットを決意しました(-18kg)。オーストリアへの旅再び心に、適当に奮闘中。コメントは承認制です。
by クルミーRAINBOW
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