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気づけばダイエット いつかまたwienへ

レディ・ベス(博多座 2014.8.30 夜の部)

(役替わりキャスト)
レディ・ベス 平野綾
ロビン・ブレイク 加藤和樹
メアリー・チューダー 未来優希
フェリペ 平方元基
ロジャー・アスカム 石丸幹二

※注意※
結末について、触れている箇所があるので、未見の方はご注意ください。



加藤さんロビン、演技の流れがより磨きがかかったような気が。ベスの兄貴分なロビンでした。あえて道化者をやっている平民出身の神童?というかんじで、動きの一つ一つに意味があるようで、楽しいです。「俺は流れ者」でベスを笑わそうとして、武田鉄矢さんの真似(長髪をかきあげる仕草)をされていました(ご当地ネタでしょうか?)。加藤さんの歌声は、独特の魅力があって、場面を包むような大きさがある。ベスに歌を教えるシーンも、よりメリハリがついて、声の伸びもとっても良くて、迫力を感じさせます。

平野さんベスは、アン・ブーリンとのシーンは感情が更に伝わってきます。一幕はモヤの向こうにいるお嬢様で、二幕からガラッとエンジンがかかってくるような。歌は声量がある分、歌に乗る感情が常にフォルテなかんじがします。もちろん、全力な平野さんは素敵だし、ベスここにあり!な迫力で、それは本当にすごいからこそ、もうひとつ殻を破られる直前な気が(偉そうですみません。)

戴冠式での平野さんの女王オーラは半端なくて、神々しくて可愛くて。素晴らしいシーンになっています。平野さんにしか出せない、平野さんらしいエリザベスがそこにちゃんと居る。増すライトの光量以上輝くような姿や、周りを汲む演技が私は大好きです。だからこそ、応援したくなる、可愛くてどこか儚げなベスでした。

禅さんガーディナーは、事切れるシーンが、バタリの時もじわじわな時もあるのですね。ルナール、キャット、アスカム先生、二回公演とか関係なく全力ですごい!!

二幕あいてすぐの「ロンドン塔」、ベスとアン・ブーリンの幻想?のシーンの「何故?」のコーラスが迫力を増しています。声から、主要キャストの方々もコーラスに入られているようで、レディ・ベスの総力を見た!!という気がします。昨日もこの日も、ここのコーラスは、前以上にパワーアップしていて圧倒されました。

2階席から、真正面に「テムズ川のほとり」で群衆やロビンたちの、迷い→希望→決意 な心の動きが見られて、皆さんのコーラスも素晴らしくて、視線に負けそうになるくらい感動しました。カーテンコールでも、観ている方が照れそうになる位、皆さんの目力?がすごいです。どこを観たらいいのか、とりあえず、全員をぐるりと拝見してしまう私です。

この日の、ラストのベスとロビンのやり取りにふと思いました。 ↓あくまで私見です。
「ハットフィールドの薔薇園」に最後に会いにきた時(ここのドアの開け方も両ロビンで微妙に違い、それぞれのこだわりがある気がして面白いのです)、ロビンは悲壮な顔をしてドアを開け、笑顔をやや作ります。ここの表情の変化が加藤さんロビン、絶妙な塩梅です。ベスが、「あなたほど自由に生きられない」、と言うシーンで、『自由』、という言葉にロビンは肩でビクッとするんですね!自由、は流れ者であるロビンの味方だったはずなのに、もろ刃の剣になっている?(深いなぁ)それから、ベスを失うまで怯えているように震えています。

これまで、イモーテルをロビンが受け取るシーンは、女王になるのを決意した姿に、もう自分の手が届かないところに行ってしまったと、ロビンが泣き崩れるのかと思っていました。

昨日、そして今日の舞台を観て感じたのは、イモーテルを渡す=ベスからの「あなたを永遠に愛する」という意味→ゆっくりとロビンがそれに気づき慟哭→アスカム先生の励ましにロビン決意する、だったりして?だから、最後の戴冠式で最後にロビンが遠くから現れるところは、ベスに晴れやかな笑みを浮かべ、イモーテルに「俺も永遠に愛している」と意味を込めて玉座に向かうベスに見せる、だったりして・・・?驚きそして頷く平野ベス、ここ良かったです。

何回か観て思うのは、ベスって苦労が多くて、泣いたり絶望ばかり、笑っている時は少なくて。でも、声高に「がんばろう」と叫ぶのではなく、受け入れて前へ進もうというあたたかいメッセージがこの作品にはある気が。だからこそ、何度も観たくなるのでしょうか。

冒頭、「辛い時代 人生は~」と歌い上げるシーンがやはり大好きです。私はこのシーンのアンサンブルさんたちが好きでたまりません。真記子さんのエミリー・レノックスの「本当の女王になるべきは~」の叫びが、いつも、この物語のスタートだなぁ、と感動しています。

そして、三人ボーイズ、最高です。どれだけ細かい決め事や対応を、作り上げてるんでしょう。アンサンブルさん方との呼応も、舞台の端と端でロビンと離れていても目線を交わし合ったり、彼らの存在があるからこそつながる場面が沢山ありますね。彼らでなくては、といつもカーテンコールで思い切り拍手しています。

平方フェリペ、素晴らしいです。声は少しだけ辛そうな気もしますが、歌に芝居が乗っていて、緩急自在ですごいです。この方は将来どんなすごい俳優さんになられるのだろうか、と思ってしまいます。結婚式の周りとの絡みなど、細かな設定がありそうでフェリペも見たいけど、他の方も目が離せず困る位です。ワイングラスを持つ時、小芝居をガードナーに合わせたり、賢そうなフェリペです。暗転ではシリアスな表情が冷酷さも垣間見せて。

未来さんメアリーは、本当可愛いと思ってしまいます。憎々しいところが愛おしい。キャラはブラッディメアリーばっちりですが、存在感がほんわかされているような。メアリーが出てくるとワクワクするのはなぜでしょう。

イモーテルのくだりは見る度にいろいろ推測できて、それが正解なのかは分からないけれど、想像力を膨らませるのも舞台の楽しみです。

カーテンコールでロビン役の方からのチケットの宣伝は毎度になっていますが、帰りにチケット売り場に並ぶ人が列になっていて嬉しかったです。そうでしょう!レディ・ベスって面白いよね!!と自分も並びたくなるけれど、手持ちのあと1枚以上観ると、ダイエットどころか、日常生活よりもレディ・ベスを優先させてしまいそうで・・・。

あとは千秋楽に、気持ちを込めて大事に観劇したいなぁと、ハードスケジュールが続く役者さん・スタッフさんの安全を願いながら、帰途に着きました。

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by rainbow-sunny88 | 2014-08-31 12:05 | ウィーン wien | Comments(0)

目標は89kg→54kg(現在70kg台を停滞中)。3×年間肥満でしたが、病をきっかけに、健康的なダイエットを決意しました(-18kg)。オーストリアへの旅再び心に、適当に奮闘中。コメントは承認制です。
by クルミーRAINBOW
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