気づけばダイエット いつかまたwienへ

レディ ベス 中日劇場(2014.9.20昼の部)

名古屋にいつか行く時は多分観劇だろうと思ったことがあったけど、本当にそうなるとは・・・。

ハマりにハマったミュージカル「レディ・ベス」もいよいよ見納めです。

(ミニひつまぶしも食べました・・・)

よろしければMore機能でどうぞ。(あくまで私見ですし、内容・結末に触れている一人語りですので、ご注意ください。)



(役替わりキャスト)
レディ・ベス 花總まり
ロビン・ブレイク 加藤和樹
メアリー・チューダー 未来優希
フェリペ 平方元基
ロジャー・アスカム 山口祐一郎

百聞は一見に如かず、と思った舞台。

私にマチソワする元気があれば、平野ベス、吉沢メアリーのソワレも拝見したかったです。

中日ビル9階から眺める栄の街は都会なのに緑がキレイ。遠くに観覧車も見え、ボーッと出来るロビー。

聴こえるオケの皆さんの音出しが懐かしい。でも博多座との聴こえの違いが、別の劇場なんだと教えてくれるようで。音響は、音楽は遠いが声はよく通る気がします。舞台装置は、後ろの映像が少し見えにくいような。

舞台が近い、セットもギュッと詰まっていて、役者さん同士も近いから、メアリーそんなにベスを追い詰めなくても「悪魔と踊らないで」と思う位近い。「秘めた思い」のコンパクト感、ロビンが盆の上のベスに延ばす手届きそう。アスカム先生たちも本当にすぐ真下にいる。

アン・ブーリンも(首切り役人さんもだが)ベスとの距離が近いから、より人間らしく見えるし、ライトが変化している気が。歌詞の一つ一つにより心があるように聞こえました。「愛し子」という歌詞に号泣。近くの人、ハンカチからタオルに変えてらして、デジャブ。

近いことが、予想以上に別物の舞台のように感じました。役者さんの足音や発声前の息づかいまで、一階一番後ろの席でも聞こえるのです。

その中で、大谷ベディングフイールド卿・中山トマス・ワイアットの芝居は、劇場に合わせて自在に調整されており、ベテランに脱帽。ブラックトゥースの宿屋のシーンはより近い効果が出て良かった。

民衆のシーンがリアルだからなのか、「神よ祝福を与えん」が、より個人ドラマに見え、あのまとまった時と川の流れのような感動とはまた違う印象。ここに至る加藤ロビンのやさぐれ感・泥酔の演技は極まっているし、ボーイズも最高だからこそ、演出をここは変えてもよかったかもしれません(エラそうにすみません。)。

ボーイズは、3人、もう出来上がっておられる。キャラを確立して自在に生きている。ボーイズに的を絞った特典付き舞台DVDとか出てほしい位。アクロバットもいつも完璧だけれど、それって当たり前なんかじゃなく、稀な凄いことです。ロビンと三人のやり取りだけ見ていたい程面白い。カテコでは寺元スクラッグ氏感極まっておられたような?それ見て涙が。

加藤ロビンは、今まであんなにのびのびと大きく見えただろうか?登場から、光り照らすようなロビン。アドリブは土偶?みたいな形どる動き?ご当地?

奴らにゃ教えないさ~と歌い上げる圧倒感。自由自在な「俺は流れ者」。加藤ロビンここまで来られたか、と膝を打ちたくなる。存在が大きい、そして、「自由」を体現しているよう。一挙手一投足がロビンが息づいている。スケール感が半端ない。加藤さんの声と台詞は舞台に満ちる。本当に、よくぞロビン役に出会って下さいました!!と(「レディ・ベス」はどの人もだが)胸に込み上げてくる。

花總ベスは、もう少女に見えるとか綺麗に見せるとかそんなのを超えて、今やベスそのものだ。登場から誇り高き王女になってる。キャットとアスカム先生に禁書を見せるのも19歳の無邪気さじゃなく芯があり、だからガーディナーへの対峙も説得力がある。ベスという生身の人間を、飾らず素直に演じている。宝塚の時とはまた違う、花總まり個人力で勝負しているようで、ここまで曝け出したのか、と心震えた。

涼風キャット、すごいなあ。「大人になるまでに」は、アスカムを巻きこんで、もうベスを守るんだ!という必死さが。ロンドン塔にベスが無実で収監される時の、泣き崩れ感がリアル。

石川ガーディナーがもうすごい。あの衣装の力を借りて圧巻、緩急自在、手に汗握る。禅さんガーディナーを観るだけで、チケット代お釣りくると思う。

未来メアリーは色っぽく、より圧倒。「悪魔と踊らないで」、は鳥肌ものです。

ルナールさんはよりメリハリがつき、ベスを消せの雄叫びがすごすぎる。舞台の制約上、今回は舞台一杯使って動けなくても、出来る最高の芝居をいつも見せてくださる。吉野さん、尊敬します。

一幕ラストで胸いっぱい。スタンディングしたい気持ちに(そんな突飛な行動は出来ませんが)。
幕間のパンフレットの行列や売店の賑わいは嬉しい。

平方フェリペもより骨太。歌は迫力増し。アンサンブルもすごい。ガーディナーの死でフェリペとルナールのやり取りに相当笑いが起きていてびっくり。常時、ハハッと笑う方もあり。

ピエロお二人の地図の巻き方、指使い、コロコロ変わる表情が大好きです。

二幕前 レディベスのロゴ(ロビンの横顔シルエットとイモーテル)が写し出されているのが、すごく好き。思えば、暗幕→暗転は一度もなく工夫して場面転換してる。暗がりでロビンやアン・ブーリンが準備してたりピエロが一生懸命玉座を運んでたりがうっすら見えて、面白い。小池さんの舞台、思えば通ったの多いなと気づく。

二幕は、物語としては片づき方があっさりだなあとは思うけど、フェリペが素晴らしい。平方フェリペの印象は、ベスに振られて初めて「ベス」と本人に呼びかける声がマイクに入っていて、終始、格好よく可愛い、本当に素敵なフェリペだと思う。

禅さんガーディナーは凄すぎる。徹底たるベスへの敵対心。「服を着なさい」だけがコミカル。なのにメアリーへは媚び、ルナールには迎合する。何処から声が出てくるんだ。教会も、ベスを殺せも、「この手が汚れてもー」のクレッシェンド凄い。ガーディナーを極められたのではないでしょうか、石川禅さん。

道ゆく人は、中日バージョンも楽しいです。上手客席から現れるロビンボーイズ。ホラティウス早く来い、とロビンが引っ張ったり、ボーイズやり取りが楽しい。上手花道を、道ゆく人のフェリペと家臣が通るだけで、他は座席からか舞台でのやり取りになっていて、印象がすごく変わった。

加藤ロビン、手先の使い方が、流れるようで。バルコニーのシーンの優しさ、青いライトに照らされたベスもキレイで。二人の距離が近づいたなぁと感じる。ずっと続く物語のよう。ベンチやベッドのセットが舞台の都合上だろうが、下手から中央よりになり、また別物のシーンになっているのが面白い。初見は観ている方も照れたが、今は無邪気でせつないシーンに涙。

ガーディナーの死の前、捕まったロビン、命乞いするボーイズに「黙れよ」→必死な形相と言い方が凄かった。

「心は君に」で、責任の方が幸せより重いのよ、と向きあったベスから言われる時、ロビンはくしゃっと泣きそうな顔をしている。二人とも心に手を当てている。
それは戴冠式でも、イモーテルを心に置き、ベスが心に手をやるのと同じだなぁ、とふと思った。

女王になる知らせのくだり。ロビンは無理をして帽子を取ったように見えた。その後、山口アスカム先生がロビンの肩に手をやった二度目、くしゃっと少年のような笑みをする。

ここからの戴冠式にかけて、花道がない分、ラストシーンの余韻が薄くなる。アン・ブーリンや首切り役人が幻想的度が弱まってそれもありだなぁと思うし、アンサンブルさんがより存在感で、一人ずつの演技が伝わってくるのは、いろんなシーンで活きているとも言えるから、うーん、悩ましい。

声はよく通るし、近いから、ベスの戴冠式などすぐ傍のよう。セットは多分予定より見せられてない箇所もある気が。後ろの星座の輪はもっと上も見えるし、傾斜もアップしているのでは?「秘めた思い」はギュウギュウなかんじ→それがベスのパワーのようで、ベスの叫びもすごかった。

山口アスカム先生の、あっちゃならん、の前に雷みたいな雄叫び(ささやき?)はなんだろう。ロビンと仲間たちが来たとパリーさんが告げてキャットも困惑顔なのに、アスカム先生は微動だにせず、その後の一喝が静寂に響き渡る。

今の涼風キャット、素晴らしい。博多座から更に細かく、凛々しく温かい。涼風さんすごい。

皆でカテコの後に、ベスロビンがエスコート。加藤さんの微笑み、真摯だったのが印象的。

山口アスカムと加藤ロビンのやり取りを見ていて、皆さん、レディ・ベスに辿り着いて下さりありがとう!と叫びたくなる(心で)。

皆さん、ご自分の力の限界と闘っているような、声や動きが辛いのかなと思ったりもしました。観てる方は楽しいが、相当過酷な舞台とプレッシャーの半年間だったでしょう。本当にお疲れ様です。

博多座とはまた違った舞台。あちらが幻想的なら、より身近な人間ドラマ。
もし、もう少し準備期間があれば、セットは中日劇場バージョンになったかもしれないと、正直思う。

それでも、バルコニーやロンドン塔は工夫して、花道を極力使わず別の可能性を見せてくれた。ロビン&ボーイズの芝居がより届く。傲慢だ、とベスに言うのは舞台上だとまた違う(ロビンがよりお兄さんに見える)。フェリペもまた面白い展開が見られる。

オケが素晴らしいのに、響きが残念だが、開演近づいたよ的音楽が楽しい。また違うように聴こえ、いろんな効果音は際立って耳に届くので、リーバイさんの世界は深いと思える。何度観ても、ビクッとしたり、ハラハラしたり、飽きない。あっという間に時間が過ぎる舞台です。

このコンビは見納めだなあ、という感傷的な思いよりも、皆さんの現在進行形な頑張りに応援したくなる。毎回印象が違う、深いなあ。それに、まだ続く物語のように、今日の舞台は思わせてくれた。

最後にベスを離さないぞとばかりに思い切り抱きしめるロビンもしがみつくベスも、戦友へのハグのようでした。

ベスがイモーテルに思いを静かに目一杯込めて、ロビンにそっと手渡しした優しさが堪らなく良かった!ハッとするロビン。女王然に隠した健気なベスの気持ちが伝わった瞬間に涙が。

戴冠式での皆さんの目線の交わし合いも温かくて、一人一人を讃えたい気持ちでスタンディングしました。

あと少し!がんばれベスカンパニー!!
さよならを言いたくない。でもここまで来たか、と思わせてくれる舞台に胸一杯。

この後、明日の観劇に備えて、ひつまぶしを食べました。※一応ミニサイズです。パリッとした香ばしく甘い鰻美味しい!隣のテーブルの女子大生?達が「美味い、と言葉なくない?」と言ってましたが、同感!ダイエット忘れたら、おひつごと食べられそうです。薬味のネギ、ワサビが良い!出汁も美味しくて。味噌カツと言い、喫茶文化と言い、また名古屋来たいです。


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by rainbow-sunny88 | 2014-09-21 23:04 | ウィーン wien | Comments(0)

目標は89kg→54kg(現在75kg)。3×年間肥満でしたが、病をきっかけに、健康的なダイエットを決意しました(-18kg)。オーストリアへの旅再び心に、適当に奮闘中。コメントは承認制です。
by クルミーRAINBOW
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